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//83//音を響かせるとは?脱力のコツ





//83//音を響かせるとは?脱力のコツ

「力を抜くわけじゃない!」


ピアノを弾く時、一般的に脱力と言うと、力を抜くこと、とか、余計な力を入れないこと、とか言われます。でも、脱力するためには、力を入れるとか入れないとかという問題ではないのです。それ以前に必要なことがあるのです。
それは、「バランス」と「意識」です。
バランスについては、前回の記事で、脊髄を中心に身体の前後左右のバランスを整えて、骨盤の位置を正しくすることについて書きました。
身体のバランスを整えることで、正しく身体を使えるということは、スポーツだけでなく、ピアノを弾く時にもとても大切なことです。

身体のバランスが整っている、という条件のもとでしか、「意識」を使うことができません。なぜなら、整っていない身体では、重心を正しい場所に持っていくことは不可能だからです。
土台がしっかりしていない住宅の、床が平らでなくてボールがコロコロと転がるようなもので、重心もずれてくるのは、何となく想像できると思います。



「意識」は、2つ持っていくといいところがあります。
1つは身体そのものの重心。
もう1つは手の重心。
①自分の中心の軸の延長下にある、地面から50㎝くらい上のところ、椅子の座面の下の空間あたりです。
②手のひらを下にしてピアノを弾く形にした時の、その中心の下の空間あたりです。

①にも②にも共通しているのですが、下への重力を感じることがポイントです。押すわけでも力を入れるわけでもなく、地球の中心への重力を感じるのです。
すると、必要のない力が抜けて、必要な力のみでピアノが演奏できます。
つまり、音を響かせることができるのです。
このことは、わかって初めて、あっ!これのことか!という感じで気がつくので、理解してもできないことが多々あります。しかし、単に脱力、と考えるだけでは上手くいかなかった、私の練習環境では、必要な知識だったので、もしかしたら、これを読んでくれた方の中には、神のお告げやひらめきが降りてくるかもしれません。そうであることを祈ります。
すべてのものに愛よ届け!

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Author:西岡裕美子(にしおかゆみこ)
札幌市で「石山東音楽教室」を開いております。
中学生には勉強も教えています。
ピアノ演奏・コンサート出演にも積極的に取り組んで、研鑽の日々です。
「童謡楽譜わらべえ」童謡・お子様向けピアノアレンジ楽譜専門サイトでの編曲や、「ピアノ・ストーリア」での作曲も行っております。
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